ビタミンB1の一日当たりの推奨量(必要量・定量)は、成人男性 1.3~1.4㎎ 成人女性 1.0~1.1㎎です。
サプリメントでビタミンB1を摂取するのなら、ビタミンB1だけでなく、ビタミンB2、B6が等量入っている「ビタミンBコンプレックス」で摂るのが最も効果があります。それに加えて抗ストレス・ビタミンのパントテン酸、葉酸、ビタミンB12が入っていたら一層ビタミンB1の効果が高まります。
では、ビタミンB1が不足するとどのようになってしまうのでしょう?
ビタミンB1の欠乏症には、脚気とウェルニッケ脳症といったものが在ります。脚気の症状は、ビタミンB1の欠乏により、全身けん怠、心臓肥大、浮腫、血圧の低下、四肢の知覚異常、けん反射消失、知覚マヒなど心臓と末梢神経の疾患といえます。
ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1の欠乏により、中枢神経が侵される疾患で、眼球運動マヒ、歩行運動失調、意識障害を伴います。慢性化してしまうと、コルサコフ症という神経疾患に移行してしまうそうです。これは、アルコールの摂取量の多い人がビタミンB1が不足しやすいため多発し、アルコール依存症との関係が注目されています。
乳幼児の場合、ビタミンB1が欠乏することによって、脚気になり、食欲不振やおう吐、チアノーゼなどが起こり、万が一治療が遅れてしまったりすると、24時間以内に死亡してしまう危険性もありますので、十分注意が必要です。
その他に、ビタミンB1が不足すると、気分がふさぎがちになりうつ症状があらわれたり、神経痛、筋肉痛、心筋代謝障害や腸管の機能障害のため便秘などがあります。
では、ビタミンB1を豊富に含む食品(食材・食べ物・食物)をご紹介していきましょう。
ビタミンB1は、米・小麦胚芽・玄米といった植物性食品や豚肉・牛肉・魚などの動物性食品に多く含まれております。そして、ほとんどの野菜やオレンジ・デコポンなどの果物もビタミンB1が多く含まれている食材です。
ビタミンB1は水に溶けやすく、熱に弱く、水道水に含まれる塩素やベーキングパウダーもビタミンB1を壊す大敵ですので、調理過程でかなり失われてしまいます。ですから、普段の食事からビタミンB1を多く含む料理(レシピ)を心がける必要があります。
ビタミンB1を多く含む玄米や、小麦胚芽のパン、米を主食にするように心掛け、おかずにはレバーや牛乳、卵、豚肉、鶏肉、大豆などビタミンB1が多い食材を使うようにしましょう。
ビタミンB1を有効的に身体に吸収するには、ニンニクやネギ、玉ねぎなどの匂い成分であるアリシンと結びつくことで、腸内での吸収量が増加します。
お菓子や清涼飲料水、タバコにお酒もビタミンB1不足の素になりますので、摂りすぎ、摂り方に注意してください。
ビタミンB1は、摂りだめができないビタミンですが、摂り過ぎによる過剰症が出る心配はありませんので、出来るだけ摂取するように心掛けてください。まれに、ビタミンB1の過剰摂取(一日あたり5~10gを超える)による症状として、疱疹、浮腫、神経過敏、脈拍の増加、アレルギーなどがあります。